前回のブログでちりめん本についてふれました。実際に実物にふれてみたく、いろいろネットでさがすと「国際交流基金ライブラリー」に貴重本として館内で貸し出し可能であることがわかりました。四ツ谷駅前にありますので我が家からはのんびり行って90分程度です。しかしやはりこんなご時世なので、二の足を踏みます。
散歩で気分転換して再びネットで探します。ヒットしました。今度はそのものズバリ「ちりめん本コレクション」数百冊のリストがズラズラズラっとでてきました。「東京女子大学比較文化研究所所蔵」とあってすべてダウンロードできる、すばらしい。ふれることができませんが、いまはこれで十分すぎます。
さて、そこのリストをながめていると例の長谷川武次郎出版のカレンダーがいくつかあるではありませんか。1901年版のほかに1899,1903,1907,1909,1913,1917,1924,1929,1938,1957がありました。
年ごとにいろいろな工夫をしているのですが、1901年版と同様の書式のは1909年版と1913年版です。
これらをながめていると、やはり1901年版は新世紀への思い入れがあるのか、ひときわ力を入れているように感じられます。
ちりめん本コレクションリストを見つけることができたのは、とてもしあわせなことでありました。
おまけです。そのリストにある「日本の噺家(英語版)」という本が良い味を出しています。当時の寄席の様子がこれまたなんとも言えず高座の空気がつたわってきます。絵だけをながめていても楽しめます。
Calendarを月ごとにアップしながら、さらにネットを散策しました。ウィキペディアには長谷川武次郎の項目でまとめられていて、ちりめん本を収蔵している図書館などがリストアップされていました。海外にもcrepe paper bookとしてたくさんHPがありました。
もっとスポットライトをあびてもよいとおもうのですが、ひっそりと輝きをはなち続けるのも、これまたよいのかなともおもっています。
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