国立国会図書館蔵
The Maple leaves putting on their gorgeous
autumn tints on Mount Takao.
河のせせらぎの音しかきこえぬ楓の紅葉が見事な奥深い高尾の渓谷に初老の二人。
ひとりが指差す方向は、月曜日四週目の「27」。顔を友人に向けて、
「ちょうど山の端に日にちが重なってしまってですな、やむを得ず右にずらしたんですよ」
右手で手びさしするフロックコートの友人は
「う〜ん、まぁやむをえんですな」。
川と空が奥でとけあい、そこからたちあがる岩山とちりめんのシワシワがただよわせる空気感が、どこか中国の雰囲気を感じさせます。
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