2023年1月13日金曜日

古文書箱 栗で制作4

 蓋をはめる枠を外そうと格闘したのですが、これ以上やると本体が傷だらけになってしまうのであきらめました。留部分は最低ですが本体にはしっかりとはまってしまってました。

 しょうがないので、このようなときのごまかしの技をつかいます。のこぎりで留部分の接合面に切れ目を入れるのです。この方法は接ぎが切れたときなどに使われる古典的な方法です。和船の接合面の接ぎにも使われています。のこぎりのアサリよりやや薄めの切れ端をそこにはめ込めばとりあえずは隙間はなくなります。

 わたしはこのようなときはわざと、色の濃い材を使うようにしています。今回はチークの端材があったのでそれを使いました。金継ぎを意識してもいるのですけど。

まぁ、なんとかごまかせて、一回目のオイルを塗りました。

 

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