2022年9月7日水曜日

「アメリカ優生学歴史の本」やっと半分読んだ

 日系人強制収容には優生学の普及をはかった下地があったのではないかというところまでが前回のお話でした。

 1900年前後に膨大な移民が押し寄せ、それを阻止しようと優生学者があの手この手て画策しました。ですから下地があっても当然なのですが、それ以前にアメリカにはもっと大きな隔離政策が行われていました。

 アメリカ先住民に対する隔離です。考えてみれば(みなくとも)あとから勝手に入ってきた移民者たちが先に住んでいた人々を殺し押しのけ最後には隔離してしまうのですから、これは侵略というべきものでしょう。

 自由の女神が「来たれ移民者、自由の新天地へ」のようになにか自由と未来へのシンボルのようになっていますが、先住民からすれば侵略者の記念碑に違いありません。

 自由の女神を存立つづけるのなら「この地より先住民への侵略は始まった」といったような碑文を是非とも刻んでください。


 

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