2018年1月5日金曜日

Bach BWV140 1曲めcoro 聴きくらべ

 この曲は生まれる前から聴いてます。
ウソです。

 10代の頃からが正しいです。
タンノイのスピーカーを買ったときに、レコードを何回聴いたかわかりません。

 曲の出だしから、付点八分音符で刻んでゆく心地よいリズム、
しばらくして始まるオーボエのあの伸びのある旋律が下降してゆき、
そしてソプラノの天からの声・・・
たまらん!

 ふと思いついて、YouTubeで調べた。
たくさんある。

 Karl Richterのがあった。



おぉ~~、なんともテンポのゆったりとしたことか。
これでは、オーボエやソプラノのコラールが間延びしすぎ、
リヒターさんいくらなんでもこれじゃ、遅すぎだよ。



 これの対極が、これかな。



スイスのガーレンの夏のフェスティバルで行われたものかもしれない。
付点のリズムが今風で細かく刻んで速い。
オーボエやソプラノの伸びが息切れしないくらいの長さでいいんだけど、
やはり、ちとこれは速すぎるんじゃないですかい。

 両方を何度も聴いてると、
リヒターのは違和感がずっとあるけど、ガーレンのは颯爽としていい感じがしてくるな。

 手持ちのPDFの楽譜を見ると



Allegro moderato 4部音符=80 とある。

 ボクの好みは、オーボエとソプラノの伸びのある旋律にあわせて、
付点のリズムを刻む速さがよい。
駆け足のリズムでもいいんだけどさ。

 バッハ自身はどんな速さで演奏したんだろう。
興味があるな。

 この曲の背景なんかから推測すると、
リヒターのはまずない。
ちょっと速めだったんじゃないだろうか。
バッハは短気でせっかちそうだしな。


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