2018年4月1日日曜日

「江戸という幻影」渡辺京二 を読んだ

 「逝きし世の面影」で語りきれなかった続きの本。
やはり氏の語りに身を委ねるのは楽しいひとときである。

 昨年読んだ、
「江戸・明治百姓たちの山争い裁判」草思社 渡辺 尚志 著 
との関わりで、当時のお百姓さんたちの話がおもしろかったな。

 渡辺氏はたくさんの挿話から、分析し統合されている。
ジジイのわたしはといっても、氏からみればはなたれ小僧の若造だけど、
そういった込み入った内容は頭の回路を保っておくのによい一方で、
たくさんの挿話を白い布に幻燈で映すかのようにして、ながめることのほうが楽しい。

 もう一冊の続き本、「日本近世の起源」を読んでみよう。


0 件のコメント:

コメントを投稿