それを更に改良したものです。
前回のはかなり正確にケガくことができるのですが、
ケヒキの宿命である精密な微調整ができないという点の改良です。
コンコン、コツコツとたたいたりしての調整はなくなります。
画像を見れば、わかるとおもいます。
M4の蝶ナット30mmにオルファの円形刃18mm(刃厚0.3mm)をとおし、くさびナットで締めます。
ロックナットというナットのネジ部分にプラスティックをはめ込んだのもありますが
それでも大丈夫かもしれません。
くさびナットは使うのが初めてです。
それを竿先端部分にねじ込む(ネジ穴はM3)だけで、できあがりとなります。
ピッチをノギスで調べました。
竿の先端と丸刃の間隔を測定します。
何度か繰り返した結果は、1回転0.7mmとでました。
ネットで調べるとM4のネジのピッチは数種類ありましたが、0.7がありました。
でも0.75かもしれません。
自信がないな。
蝶ナットは約25mmねじ込んであるので、グラつくことはありません。
蝶ナットの羽根部分が、円形刃の外にでてしまうので、折り合いの付く位置で
ケガかなければなりませんが、それほどの問題でもないでしょう。
羽根を持って回すときに、刃先で指をケガすることのほうが問題です。
これで、0.1mmの精度を簡単に調節することが可能となりました。
単純で工作も簡単な構造を、このケヒキを作ったとき(10年以上前)から、
ずっと考えてきましたが、ローテクの勝利を味わうことができて幸せだな。
めでたしめでたし。
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