2016年11月4日金曜日

トイレットペーパーホルダーをつくった

 以前、TOTOのトイレットペーパーホルダーについてふれたことがあった。
今回も再び、分解して採寸し、制作にあたって大いに参考にさせてもらった。



 それにしても、このTOTOの製品の完成度は半端ではない。
部品数を最小にし、手作業で組み立てる手順と熟練技の不要さの追求は
これ以上にないくらいに達している。
その数点の部品の制作にあたっても、複雑な金型は不要で、
唯一複雑なところは、ペーパーを支え上下に動くホルダー部分両脇のバネ部分だけだ。
設計製造エンジニアたちの渾身の製品だろう。
MoMA(The museum of modern art:ニューヨーク近代美術館)に展示されるべき製品だ。

 ケヤキ15.5mm厚、柾目で挽いた材で作った。
蓋は、アイロン曲げ木の練習で作った栗の薄材。




芯はケヤキの八角柱、普段はペーパーに隠れて見えないが、
トイレットペーパーを変えるときに手にする、その手触り感と重さがイイなとおもう。
あられの部分は、接着せずに裏からネジ2本で固定した。



 トイレに設置すると、今までのプラスティックの感じとは異なり、やはり雰囲気が変わる。
蓋もケヤキにしようかとおもっているのだが、この栗のツートンも捨てがたい。
ホルダー部分が跳ね上がる形のも、現在製作中。
SketchUp8の図面はこちら



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