昨日、母から譲り渡された。
ごく普通の散髪鋏。
母からはじめて聞くはなしだった。
わたしが3歳のときに、床屋さんで前髪をそろえて切る、
いわゆる坊ちゃん刈りをしてくれたその鋏だそうだ。
その床屋の場所もはじめて聞いた。
普段行きなれた商店街とは全然違う方にある床屋さんだった。
どうしてその床屋さんにしたのだろう。
もらったその鋏は、刃の真ん中あたりが少し欠けてしまっていて
研ぐのもカネがかかるということで、もらいうけたらしい。
プロが使うにはひっかかりなどがあって、
髪の毛を切るには問題があったのだろうか。
しかし、何度か研いでいくうちに欠けはなくなったようだ。
サビがういているので、まずはこれをどうにかしなくてはならんな。
銘は「東京鋏」とある。
商標と刻みがあり、松葉の菱形、中が読み取れない。
ネットで調べたが、わからなかった。
60年以上前のものであることだけは確実です。
0 件のコメント:
コメントを投稿