ある英人医師の幕末維新 W・ウィリスの生涯
中央公論社 1985.4
ヒュー・コータッツィ著
昨日午後はやくに読み終わって、さて次は何を読もうかとぼんやりしたのだが、この本の余韻があって結局読書はあきらめ、ネットで彼の功績を探した。たくさんある。
日本をあとにしたその後、母国で改めて最新の医学を学びつつ働き、アーネスト・サトウの働きでバンコックの領事館で医官として8年も働いていた。当時のバンコックはウイリスが日本に来たときの医療事情よりさらに遅れていて呪術の時代であったようだ。日本以上に激務で苦労したことは想像に難くない。
ネットでウイリスの妻八重と息子アルバートの写真を見つけた。無許可ですけどお許しを。
鹿児島大学医学雑誌第47巻補冊1平成7年8月
江夏八重 ・アルバート歓迎会
明治四十年八月十四日 鹿児島市田ノ浦 、風景楼にて
白く見える靴をはいているのがアルバート、その左が八重。
どのような経過を経て母と息子は再会したのかはよくわからなかったが、ふたりがかって家族で暮らした地を訪れたときは大歓迎だったとある。
興味ある方は調べてみることをおすすめします。ジーンと胸にしみます。
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