2018年5月3日木曜日。
憲法記念日が雨、の記憶は少ない。
紫蘭が咲き、エニシダも黄色い花を咲かせた。
昨日の夕刊、「終わりと始まり」で池澤夏樹氏が、
敗戦国仲間で米軍基地を抱えているドイツとイタリアの例を示しながら、
『米国への「異様なる隷属」』の現状を憤嘆している。
今日の朝刊、「ザ・コラム」で駒野剛氏が、
沖縄・横浜の米軍機墜落の例をあげ、
「米軍機が脅かす 武力で幸せ守れるのか」、
それは「うそくさく思える」と結んでいる。
1977年9月27日の昼過ぎの米軍機墜落の音は、まだ耳に残っている。
このブログでも以前にとりあげた。
あれから41年、もう少しましな世の中になるとおもった。
ジジイはさしたる努力もせず傍観者であったひけめもあるが、
しかし、ここまで胸をはった堂々たる奴隷をめざすとは、
これっぽっちもおもわなんだ。
確かに衣食は満ちたりあふれるぐらいになった。
それらがある程度足りたら、次は国固めだろう。
なぜ舵を自らとらぬ、そして舵をきらぬ。
沖縄返還のとき、時の首相佐藤栄作は引き上げるつもりだった米軍に
もみてをしながら駐留し続けるよう要請したというはなしがあり、
始末が悪い。
舵は米国にまかせ、せっせせっせと奴隷船よろしく漕ぐのは日本。
なんてこった。
憲法よりも日米地位協定のほうが上位にあるというのだから、
憲法改正なんかより、こっちが先じゃん。
国会でなんでこんな簡単なことを、議論しないのか。
与党は右寄りの人たちこそ、なぜ日本の真の独立を叫ばぬのだ。
野党はなぜ憲法より上位ににあるこの協定を追求しないのか。
国会とはそういうところだろう。
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