2017年1月24日火曜日

『「日米合同委員会」の研究』を読んだ その9 

 神奈川県座間市に通称座間キャンプと呼ばれるところがある。
かって、出張でその座間キャンプの脇道を炎天下、歩いたものだ。
日差しだけで頭に血が上ったわけではない。
腹の底のふつふつと騒ぐものに火をくべられていた。

 その道の片側は、マンションがたくさん所狭しと立ち並ぶ。
もちろん、一戸建てもある。



そして、もう一方の側は、米軍のゴルフ場だ。
素通しのフェンスだけで仕切られている。
航空写真の画像見れば、なんとも血の気がひいてしまう光景が広がっている。



 こんなゴルフ場で、フェンスの外からの日本人の屈折した視線を浴び、
プレーをして楽しいのだろうか。
米国は世界中にこんな施設を持っているから、そこでプレーすることなんて
当然のこととして、そんな感覚すら持ち合わせてないのかもしれない。

 沖縄ではこんな風景が全土に広がっている。
米軍が駐留している日本全国の地域は大方こんな風景が多いともおもう。
わたしのように腹底のフツフツと決して消えることのない埋もれ火みたいのを
持っている人は多いとおもう。
それが、何かのきっかけで憤怒の炎となって燃え上がる。
日本全国にたくさんいるはずだ。


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