2017年1月21日土曜日

『「日米合同委員会」の研究』を読んだ その6

 神奈川県逗子市に池子というところがある。
かってはそこに旧日本海軍弾薬庫があった。
ずっと昔に神武寺駅は約9年間毎日乗り降りしていた駅だった。
なので、この周辺は詳しい。

 敗戦で米軍に接収され、そのままほったらかし状態が何十年もつづいたおかげで
「池子の森」と周辺の人達から呼ばれるようになり、オオタカなど貴重な動植物が
保護されている地域となったいた。

 ところが、現在もいろいろもめているようだが、結局は米軍人居住アパートが林立している。
その計画が発表された80年代後半、「池子の森」を守れと反対運動が盛んだったが、
ほったらかしにされて、たまたま残ったところが森になり動植物が残ったというのが実情で
それまでは森を整備し守ろうなどということはほとんどしてなかった。
しようにも、進入禁止だったから、何もできなかったわけだが。
 
 いわば棚からぼたもちの森だったので、わたしもデモに何度か参加したが
森の成り立ちの経緯を知っている人たちにとっては、
「池子の森を守れっ!」と振り上げる拳に力をこめることはできなかった。

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