2017年1月22日日曜日

『「日米合同委員会」の研究』を読んだ その7 

 京急線神武寺駅の改札の反対側(逗子海岸駅方面)が、池子米軍住宅の出入り口になる。
京急線の踏切を渡ってすぐ、ゲートがある。
さすがの米軍もこの線路を撤去することはできなかったようだ。
ところがだ、神武寺駅の改札に別途、基地住民専用の改札口を作ってしまった。
いやはや、やるな。



 この下の航空写真からもわかる通り、ショートカットの出入り口を作ってしまった。
本当は、一般改札口から画面左斜め下方向に歩いて踏切を渡り出入り口ゲートを利用しなければならない。
新規の専用改札口の道路をはさんで、駐車場があるが、ここまで車で来て電車に乗るのだろう。


 日本全国例外なくベースの中は米国になる。
野球場・フットボール場は必須だ。
プールもある。
できた当初は、比較的警備は緩やかで、特にチェックを受けることなく中を散歩したことがある。
もしかしたら、警備のすきを突いて、たまたま入れてしまっただけかもしれない。

 踏切の手前左側に福来満という中華料理屋さんがある。



職場の昼飯に配達をお願いしたり、休日には家族で食べに行ったり、さんざんお世話になったお店だ。
結構混むので、外でぼんやり待つことも多かった。
 
 そんなある日、地元の婆さんが散歩しながら、ゲート警備の軍人さんに
腰がやや曲がり、トボトボ歩きで近づいて行った。
軍人さんにやや緊張がみられるも、そんなことはお構い無しに
接近し話しかけている。
 婆さんが手提げ袋から何かを出して、軍人さんに差し出している。
どうやら飴玉をあげているようだ。
 サンキューと大きな笑い声が聞こえてきた。
婆さん、何事もなかったかのように散歩をまた始めていた。

 今もこんなにのどかなのだろうか。


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