2018年3月23日金曜日

「近代の呪い」渡辺京二著 を読んだ

 『第三話 フランス革命再考』がワイパー全開の効果に匹敵する。
すっかり眺めが良くなり、見通しもきくようになりました。



 周りのせいにしたくはないんだけど、でもするんだけど、
江戸時代のこととか、フランス革命のこととか、
子どもの頃から親しんできた漫画・小説・書籍・テレビ番組・映画などなどの
影響の大きさをつくづく感じてしまう。

 フランス革命については、1970年台から再検討されはじめたらしいけど、
その頃、フランスについてはあれこれ本で読んだり、現地で遊んでいたりした。
だけど、革命の再検討は知らなかったな。
やはり、自分の不勉強のせいだろう。

 ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』の画の影響もでかい。
あれは結局、あちこちでおきた民衆の暴動のひとつなんだな。
暴動が起きてから50年程たってから描いてるんだけど、
画家自身も結局何が起きたかなんて、よくわからなかったんだな。

 大佛次郎の話もおもしろかったけど、
やはり、第三話が一番考えさせられました。



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