2018年3月24日土曜日

支えるということ

 庭のエニシダが、これから咲こうというのに枯れてきてしまっている。
雪のたびに、そして4年前の大雪で枝はすっかり地べたをはうようになった。
それでも、5月には鮮やかな黄色い花がたくさん咲き満開となり楽しませてくれていた。

 ところが、今年の2月の雪で、枝が折れてしまった。
ポッキリではないが、樹皮から幹にヒビが入ってしまっている。

 これ以上地べたにしおれないように、支えたのがまずかった。
樹木を適切に支える方法があったのだろうが、素人判断でいいかげんだったようだ。
もちろん良かれとおもって支えたのだがこれが原因になろうとは。

 ふとおもった。
生活してゆく中で、生きてゆく中で、
支え支えられ、お互い様で生きてゆく。

 良かれとおもって支えたことが、かえってダメにしてしまったことがあったのではなかろうか。
支えられた方も、当面は良いかもしれないが、しばらくするとそれが立ち直ることのできない原因になっていたりはしないだろうか。

 そんなこと、今までそれほど考えなかった。
のうてんきな自分が恥ずかしい。


0 件のコメント:

コメントを投稿