ゆで卵にかけた塩が、錆の味がする。
ソルトミルをひっくり返して見たら、アララ・・・
赤錆が見事にできてしまっていました。
以前から錆が発生していたのはわかっていたのですが、
ここのところ点検をサボっていたのがよろしくありませんでした。
全部バラして分解掃除をすることに。
錆の程度がそれほどでもないときに、掃除していればこんなに重症ではなかったのに
このサボりのつけはでかかった。
ステンレスの内部にまで侵食してしまっていて、そこのところは黒に変色して落とせません。
ようやく、いくらかきれいになりだして
表面の刻印されたアルファベットを見ると、
アレッ、ローマ字?、日本語じゃん。
IKEDA
ネットで調べたら、日本の老舗メーカーでした。
このソルトミルは30数年前、フランスの大きなスーパーで購入したものです。
このときは食料品やらなんやらいろんな物品を大量に買ったうちのひとつでした。
レシートの長さが数メートル位あり、このソルトミルはレジで打ち込みミスだったみたいで
記載されてませんでした。
単純にラッキーと喜んだのですが、
買った品物より代金を多く取られていることもよくあることらしく
結局は五分五分との結論でした。
現在ではどうなっているかわかりませんが、のんきなもんだなぁとおもった次第であります。
ずっと何十年もフランス製だとおもっていたボクも相当なお馬鹿さんであります。
でも、分解途中で気づきました。
これってもしかしたら日本製?
金属の組み立て方や仕上げ感が、外国製にありがちな乱暴な作りではないのです。
まぁその感覚は当たりでしたが、30年以上手入れをほとんどしないで
塩にさらされるという、極悪環境で使用に耐えるという素晴らしさ。
テレビで日本の伝統技術の素晴らしさを伝える番組をよく放送しています。
日本ってイイな感にひたるのはよいのですが、
一方で、日本の伝統技術伝承の危機感を訴える番組でもあるわけです。
ボクとしては、そちらの気持ちで見ることがほとんどだなぁ。
このソルトミルは同じ種類に、胡椒・ゴマなどがあり需要が切れることはなさそうなので
販売し続けてくれるとおもいますが、やはりちと不安ではあります。
研磨剤の入ったクリームをつかったり、ヤスリをかけたりしましたが今ひとつっていう感じ。
細長いダイヤモンドヤスリでゴシゴシ、ゴシゴシ、
落とし方としては乱暴すぎます。
ステンレスの表面に傷がたくさんできてしまい、赤錆は落ちるけど金属に傷ができて
そこを錆の根っこにしてるようなことになるので、イケマセン。
組み立てて、塩に錆の味はしなくなりました。
目的達成
めでたしめでたし
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