2016年9月8日木曜日

「天文学者たちの江戸時代」 嘉数 次人 著 を読む

 徳川吉宗が改暦に熱心であったことを教わった。
天文学や天体観測も大好きであったらしい。
今どきのテレビのクイズ番組などのネタにもなっても良さそうだが、
吉宗が入れ込んだほどには歴史で取り上げられてはなさそうだ



 従来では天文占と天文学は密接に関係していて、
彗星・流れ星など天体観測の現象が社会経済・農産物などの吉凶を占うという役割があった。
そのようなことが江戸時代が終わる頃まで続いていたと思い込んでいた。

 しかし、吉宗以降、幕府は新進気鋭の才能ある人間を(身分は商人でも)幕臣としてとりたて、
彼らの、天体現象と吉凶は無関係であるという結論に従っていたことに、驚いた。

 東京上野源空寺に高橋景保・高橋至時・伊能忠敬の墓が並んでいるという。
上野駅とかっぱ橋道具街の中間ぐらいに位置している。
もう少し元気に外に出ることができるようになったら、花を手向けに行ってみたい。




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