2016年9月21日水曜日

麻薬と筋肉増強剤


 どちらにも共通する事柄として、
犯罪行為としての薬と、医療への薬の二面性がある。

 麻薬のうちのある分野は麻酔薬として医療には必須薬だろう。
麻酔医がいるし、ペインクリニック専門の診療科もある。
外国では、痛み止めがごく普通に使用されるとのことだが、
日本では今でも、我慢が一番の信仰が強いらしい。
 
 国の麻薬撲滅の宣伝が国民に浸透しきっているからか。
ボクは痛いのが嫌なので、ためらわずに痛み止めをお願いしたい。


 筋肉増強剤は運動選手との関わりで出てくるが、
医療への応用ではどうなのだろうか。

 たとえば、足腰の弱った年寄りが歩行のリハビリを始めるにあたって
筋肉増強剤をそれぞれの程度に見合った量を処方する。
介護施設などでも、なるべく自分の力で動くことが一番であるから、
やはり、あと少しの力があれば自力で動けるのにというとき、使えないか。

 加齢で日常活動に困難が生じることがある。
筋力の増強があれば、自力でどうにかなるというときに、
使われるなら助かる方は、大勢いそうな気がする。

 麻薬の方の二面性はよく聞くのだが、
筋肉増強剤の方は、運動能力アップの不正行為だけだ。
それとも、もうとっくに日常に浸透しているから、話題にならないのかも。
どっちなんだろ。


0 件のコメント:

コメントを投稿