2019年7月25日木曜日

幕末下級武士の絵日記




 「石城日記」としてネットで全文読める。
忍藩の尾崎石城なる藩士の文久元年(1861)から翌年までの178日間の絵日記。
とても愉快。

 こんな場面がある。
第四巻16頁。



櫓炬燵という向かいに座った人も見えないような背の高いこたつがある。
そこの脇で服を脱ぎ捨て、では風呂にいってくるよと手を振ってるのは猷道という坊さん。

「極月」とあるから12月だが、部屋は寒かろう。
気心知った友人の家なのだが、こたつの脇で脱ぎ捨て、皆に見送られ人様の家の風呂に浴する。

 なんか感動した。


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